形容詞の並び順 - Gloriaの知財レシピ集

形容詞の並び順

今回は、英作文に役立つ情報として、英文の形容詞の並びには適切な順序がある、ということについて述べたいと思います。

まず、比較対象として、日本語の場合の形容詞の語順について、検討してみます。

文例1)赤い/美しい/夏らしい/大輪の/花

文例1の4つの形容詞は、ごく自然な語順になっています。
ここで、形容詞の並びに何か特徴を見出すとすれば、「大輪の」という花の大きさを表現する形容詞が、「花」に最も近い位置(4つ目)に配置されていることです。すなわち、特に名詞(花)との関連性の強い(結びつきの強い)形容詞が、名詞に一番近い位置に配置されています。
 
一方で、先ほど、文例1はごく自然な語順になっていると述べましたが、形容詞1-3は入れ替えても、それ程には違和感は生じないです。例えば、

文例1の比較例) 美しく/夏らしい/赤い/大輪の/花

のように、入れ替えても、まずまず大丈夫です。

文例2に関しても同様です。

文例2) 黄色い/あどけない/小さな/キリン

      
文例2の比較例) 小さな/黄色い/あどけない/キリン

このように、日本語の形容詞の並びは、比較的寛容で、規則性は曖昧です。
ただし、複雑な形容詞(例えば、字数の多い形容詞。)ほど、前に持ってくる、といったルールは見受けられます。例えば、文例3の様にです。

文例3) 世間を騒がせた/滅多にない/衝撃的/ニュース

 一方、英語の場合の形容詞の語順はどうでしょう?

文例4) natural-oriented highly-purified protein

文例5) newly-designed automatic electric vehicle

文例4も文例5も、形容詞を仮に入れ替えたとすると、座りが悪いというか、違和感がだいぶあります。

例えば、文例4では、proteinが自然由来であることが大前提にあるので、このnatural-orientedがhighly-purifiedよりも先に置かれていると考えられます。

highly-purifiedを先に持って来ることもあり得るかもしれませんが、それは余程、精製したものであることを強調したい場合に限られます。

この様に、英語の場合、名詞の前に並べたい形容詞が複数あるとき、語順には一定の明確な規則性があります。

具体的には、

Opinion → Size → Age → Shape → Color → Origin → Material → Purpose

の順序に、常に並んでいます。
この規則に反して形容詞を並べると、どうも不自然になってしまうのです。

英語ネイティブの人が英文を書くと、自ずとこの順になりますし、また沢山の英文を読んでいると、確かにこのようなルールがあることに気付きます。

非ネイティブの人が英文を書く場合でも、形容詞を複数並べる場合には、この規則性に従って並べるように留意すると、違和感のないナチュラルな英作文に仕上がります。

ということで、今回は、英作文に関するTipsでした!

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