リーズナブルな技術翻訳 - Gloriaの知財レシピ集

リーズナブルな技術翻訳

某日、AIに関する話題が溢れる現代ならではの、とんでも話を、知人代理人から聞きました。
どの様な話だったかというと・・・(細部に変更を加えつつの紹介です)。

知人代理人Dは、新規の海外クライアントから、インターネット経由で案件を受任した。

米国と中国にした特許出願に基づくパリ優先権主張出願だが、費用を極力抑えたいということで、日本語に訳した特許明細書は客先で用意するので、簡易チェック(Cursory Review)のみして欲しい、との依頼だった。

当初の予定よりも1か月半遅れ、日本語特許明細書原稿が送られてきた。明らかに機械翻訳したものをそのまま出力した、といった感じの原稿だった。

クライアントからは、中国語と日本語は近いはずだから、(中国語の原稿に基づいて作成したものであるため)2時間程度で出来る仕事のはず、と聞かされていたが、蓋を開けてみると、インターネット出願ソフトをパスするように整えるだけでも、かなりの作業時間を要するものだった。やっと、簡易チェックというか、最低限出願可能な状態に手直ししたものを用意し、客先に納品した。

客先は、最初は「良さそうに見える。」と言って喜んでいたが、数日後、「AIに聞いたら、用語が不明確だったり不一致だったりする箇所が多く含まれており、記載要件に厳しい日本では拒絶理由に該当する可能性が高い、と言っていた。これではダメなので、手直しして欲しい。」と言ってきた。

代理人Dは、「それをするとなると、Cursory Reviewの範囲を大幅に逸脱するので、追加料金がかかる」旨を客先に伝えた。

どうしても費用を抑えたい客先は、「追加料金がかかるのは困るので、より完成度の高い状態の日本語明細書原稿をこちらで用意するから、少し待って欲しい。」と言ってきた。

翌日、客先は、「他の(より評判の良い)機械翻訳を使って原稿を用意し直したから、これを簡易チェックして欲しい。」と言ってきた。

Dが確認したところ、最初に客先から渡された原稿とは大幅に変わっており、また記載形式なども日本の様式からはかけ離れた状態であり、また一からReviewをやり直さなければならなくなった。

Dが、「また一からやり直しなので、簡易チェック代が2倍かかる見込みです。」と伝えると、客先と紛争に発展してしまった。。。。

という、とんでもない、しかし笑えない話でした。

費用を抑えようとする余り、機械翻訳に完全に頼ってしまい、その結果、かえってコストがかかる結果を招いてしまった、といったところです。

この様な事態を防止するためには、(機械翻訳によって翻訳文のドラフトを作成するにしても、)プロフェッショナルな人間の目によって、翻訳文を最終チェックする工程を挟むことが、どうしても必要そうです。

ということで、リーズナブルで良質な翻訳文を提供する翻訳家が、欠かせません。

ところで、弊所では、日英翻訳に関しては 18 yen/word, 英日翻訳に関しては15 yen/wordの、破格の価格帯で技術翻訳を提供しています

特に、2件以上の原稿を同時にご依頼頂いた場合には、翻訳費用の総額を10%OFFさせて頂きます

特許翻訳スクール上級コースで最優秀賞を受賞した経験もある弁理士による翻訳最終チェック工程が、漏れなく付いてきますので、ご安心ください!

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