生成AI VS. 人間 - Gloriaの知財レシピ集

生成AI VS. 人間

 近頃では、生成AIの話題を、新聞や雑誌、インターネットで目にしない日はない、といっても過言ではない。
 先日参加した、生成AIの活用方法について議論する日本弁理士会主催のセミナーにおいても、半数を超える同業者が既に、生成AIを業務に活用しているとのことだった。
 生成AIの普及が世界各国と比べて遅れていると言われている日本においても、例えば学校教育を受けている高校生でさえも、実に47%の者が日常的に生成AIを利用しているという。
 おそらくは、教員に提出するレポートの作成にも、苦し紛れにこれらを利用する学生も多いことであろう。
 ある大学教員は、あまりにも優れた出来のレポートが提出されると、疑わしくなり、ChatGPTに「これは生成AIで作成したレポートだろうか?」と尋ねてみたりもするそうである。ギャグみたいな話だが、現実の話である。
 私はというと、負けん気が強いばかりに、AIロボットに対する対抗心からか、これまでのところあまり活用していない。仕事を取られてしまうのが、怖いのである。
 もっと言えば、彼らに私の成長の機会を奪われてしまうのが、嫌なのである。
 彼らに頼れば、調べ物も、原稿の下書きも、だいぶ楽になるだろう。
 しかしそれでは、様々な書物に当たって苦労して漸く答えに辿り着く、その経験を積めない。試行錯誤を繰り返す過程で得られるはずの知識や思考能力が、養えない。これでは、人間たる私がアホになり下がるばかりである。それは困る。
 一方、まだまだ生成AIには負けないような気もする。第一、AIロボットは、実体験を積むことはできないはずである。彼は、旅もしないし、武者修行もしないし、恋愛もしないし、美味しいものや飲酒を求めたりもしない。その様な経験なしには養えない、感性や情緒に関しては、さすがに(いまのところは)人間には勝てないだろう、と。
 といったことを取りとめもなく考えていると、「まだ大丈夫。」とすっかり楽天的となり、口笛でも吹きたい気分となった。多分、AIロボットは口笛を吹いたりは出来ないだろう。でも、ハイスペック・オーディオ機器から素晴らしい音楽を奏でたりはするだろうな。勿論、人間は音程を外したりも度々する。やはり、AIロボットには敵わないかもしれない。

Gloriaの動向一覧

TOP
LINEでお問い合わせ お問い合わせフォーム