なぜ私だけが苦しむのか - グローリア国際知財事務所

なぜ私だけが苦しむのか

人材派遣会社絡みの詐欺事件や、家賃の異様な取立て事件に次々と巻き込まれて、暫く気力を失いそうになっていましたが、何とかやっています。

夜遅くまで起きて、書物を読み漁る等して、悶々と過ごしていましたが、その中で、記憶に残る思想に出会ったので、メモ代わりに記しておきます。

H.S.クシュナー著の『なぜ私だけが苦しむのか 現代のヨブ記』にあった一説です。

傷つき苦しんでいる時、自分の怒りをどのようにすればよいのか?という話です。

これは、理想的には、自分自身や、悲劇を止めてくれなかった相手に向けるのではなく、悲惨な状況そのものに怒るのがよし、というものでした。

自分自身に怒ると、自分が抑鬱状態になってしまう。
また、他人に対して怒るならば、その人は恐れおののき自分からは遠ざかってしまう。

しかし、悲惨な状況それ自体に怒るのは、苦痛の一部である怒りを発散することが出来、それは別によい、というものです。

なかなか、素敵な思想だと思いました。

てなわけで、書物から得た知識などを頼りに、少しずつ活力を取り戻しているところです。

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