Are you a Gaikokujin? - グローリア国際知財事務所

Are you a Gaikokujin?

 

「父がフランス人である」というのと、「トーイックが900点」というのは、明らかに事実と大幅に異なるので、どうしてそんな話になってしまったのか、原因を私なりに追及した。

今のところの、もっとも有力な仮説は、以下です。

大学一回生の頃、一般教養のフランス語のテストがあった。「文法」と「読解」の2種があったはずだが、1か0かの、2色塗分け思考しか出来ない私は、文法のテストを捨てることにした。代わりに読解のテストだけ完璧にやって臨むことに決めた。

完璧にするために、テキストの全ての頁を隅々まで読んだ。特に、仏語の食べ物の一覧のページは、食いしん坊の私は、フレンチレストランに行った時のことを夢想して、念入りに見ていた。

テスト当日、あろうことか、仏語の先生は、学生の救済を図るべく、テストに「食べ物の名前」を日本語からフランス語に、又はフランス語から日本語に、訳す問題しか、出さない作戦に出たようだった。

あるいは、生徒の「うけ」を狙って、こんな変な出題をしたのかもしれない。それかただの親切心だったかもしれない。

誰も念入りに予習をしなさそうな、マニアックな食べ物のリストは、私の一番好きな、お気に入りのページだったので、どれも問題なく回答できた。

おかげで、カフェラテとか、ガトーショコラとか、ポムとかの、レストラン用語を正確に答えることで、仏語で満点を取った。

フランス語の個性豊かな先生は、いかに簡単な出題をしても、「満点(100%)」は珍しいから、といって、テストを返却したとき、おめでとう、といって、拍手を他の学生達とともに、ほんの少しの時間だけ、控えめにしてくれた。あまり喋らないキャラの私は、「メルシー」と少し微笑んで感謝の意を返した。

それから一年以上経って、久しぶりにクラスメイトと交わした会話のなかで、「父がフランス人なの?」と尋ねられたのだ。

おそらくは、私の母が関西大学の仏文学科の出身なのだと、誰かに話したことがあったから、尾ひれ背ひれがついて、「それじゃ、お父さんがフランス人なのかもね。」となったのだろう。

だからフランス語が100点だったに決まっている。フランス語が出来たら、英語も得意なのかもね、知らんけど。

そういえば、エイハラが、ハシヅメさんがトーイックで800点台を取ったとか話してた、でも800点は、そんなに高得点ではないから、900点の聞き間違えだったのかも??

ハシヅメさん情報はそれしかない。他の情報は誰も知らないから、真相はよくわからん。

誰か本人に聞いてみてよ?となって、一年以上経過して、私の耳に入ったのが、それらの不思議すぎる虚偽の2つの情報。

この不思議過ぎる話は、散々、英会話のときの「持ちネタ」として、繰り返し話した。英会話の先生たちは、例外なく、爆笑してくれた。

「いや、あなたどうみても日本人に見えるけれど、ねー由子。」

「でも先生、私はよく外国人に間違えられるんです。大概は、中国人か、韓国人か、それか台湾人に。」

スーパーでうろうろしていたら、are you Chinese?

台湾料理やさんで一人ご飯を食べていたら、are you from Taiwan?

KTKで久しぶりに会った人には、how is your life in Japan so far?

と話しかけられた(^_-)-☆

「うそー。なにそれ!」wwwww

「you are so funny, Yoshiko!! HAHAHHA!!!」

となる。でも、国籍を超えた異文化コミュニケーションは、超絶楽しいです。

でもなぜか、私に国籍を尋ねるとき、みんなほぼ間違いなく、「失礼ですが、あなたは外国人ですか?」と断りを入れる。

別に全然失礼だとは思わない。

最近では、国籍を間違えられても、そのままにして、(訂正もしないで)なりすましたりして、相手の反応を見ている。

もちろん、再度確認されたら、嘘はつかないけれど。

 

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